個人情報を流出させても何もしないAdobe

2014/06/21

社会

 今年の始めくらいから、海外からスパムメールが大量に来るようになった。1日に20~80通くらい。

 あまり使ってないメルアドなので、思い当たるのは Adobe の個人情報流出 しかない。

 Adobe ID にサインインしようとしたらパスワードの変更を求められたので、自分のデータが流出したのは間違いない。

 以前、知り合いのパソコンがウイルスに感染したらしくてスパムメールが大量に来たことがあった。そのときはすぐに収まったので、今回もそのうち来なくなるだろうと思って放置していたんだけど、いつまで経っても収まる気配がない。

 手動でスパムメールを削除するのにいい加減うんざりしたのでスパムメールフィルターを導入しようと思っていくつか試したが、どうもうまくいかない。

 要するに、Adobe のおかげでこれだけの労力を割かれたわけですが、Adobe はそれに対して何をしてくれたのでしょうか?

アドビはどのような対応を行いましたか? 当社はこれらのユーザーに対して、パスワードの変更方法についての情報を電子メールで通知しました。

 来てません

http://ascii.jp/elem/000/000/846/846171/

今回の事件で、(真偽はともかく)“Evernoteからメールは来たのに流出に関するメールがアドビから一度も受け取っていない”という声も多く聞かれた。

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 PlayStation Network の個人情報が流出したとき、SCE はユーザーへのお詫びとしてゲームの無償提供などを行った。

 ベクターでクレジットカードなどの個人情報が流出したときは、役員の報酬を減額した。

 ところが Adobe は何もしない。
 アメリカではどうだか知らないが、日本の個人情報保護法は、大臣が勧告をしてそれに従わない場合しか罰則を与えられない。
 だから個人情報を流出させても、法律上は何の責務もない。
 法律上、何もしなくていいなら何もしない。これが独占企業って奴だ。

 だから GIMP に20ドル寄付した。

参考:無料画像編集ツール『GIMP』をフォトショっぽく使ってみよう
http://www.lifehacker.jp/2014/04/140412gimp_photoshop.html

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