〔約3500文字|読了の目安:7分〕
*2018/2/5, 2025/7/6 追記:Stylishは問題がありStylusに置き換わりました。
GoogleにしろYahoo!にしろウェブページの背景色は白が一般的だが、白だとまぶしくて困る人たちがいる。
「ウェブ 背景 白 まぶしい」の検索結果
しかしこれらの声は少数派なのか、一向に顧みられる様子がない。
市場原理で考慮されないなら、自分で工夫するしかない。
Stylishというアドオン (Firefox, Chrome, Opera) で、ページのCSS(HTMLの見栄え)をカスタマイズできる。
素人がCSSを書くのは難しいが、公式サイトに他の人が書いたCSSが多数登録されている。有名なサイトは大抵、専用のCSSが用意されており、中には背景色が暗いスタイルもある。
サイトを表示しているときにStylishのアイコンをクリックして「このサイト用のスタイルをもっと探す」を選べば、自動的に専用のスタイルが表示される。
専用スタイル
有名どころのサイトの暗いスタイルは、この辺がよさそうだった(他にもたくさんあるので、全部試したわけではない)。
- Amazon……Amazon - Dark slate
- Google……Dark Fusion - Google
- flickr……[Flickr Image Only] Black background
- はてなブックマーク……Hatena Blackmark
- Pixiv……Pixiv - Dark Theme
TwitterとYoutubeは、正式に暗い背景が用意されている。
Twitter……[右上の自分のアイコン>夜間モード]
Youtube……[右上の自分のアイコン>ダークテーマ]
flickrやYouTubeなんかは、画像/映像に集中するためにも背景色は暗い方がいいと思う。
汎用スタイル
■汎用スタイル1
暗いスタイルが用意されていなかったり、頻繁には訪れないので専用のCSSを用意するほどではないサイトを利用するときは、汎用のスタイルを使う。
ここに集められている。
Global themes and skins
その中で自分はこれを使っている。
Midnight Surfing - Global Dark Style
ただコントラストが高すぎて目が疲れるので、背景色を少し明るくした。
汎用のスタイルは常に適用されるが、専用のスタイルはそのサイトを表示すると自動的に適用される。その際、汎用のスタイルは除外しないと、スタイルが二重に適用されてしまう。
サイトを表示するたびに手作業で除外するのは面倒。自動的に除外する方法は下記のサイトに書いてあった。
[Google Chrome]ブラウザを見る時間が多くて目を酷使するなら Stylish で優しい色にしてしまえ!
Firefoxの場合、汎用のスタイルの "@-moz-document" の後に文字を追加し、
@-moz-document regexp("https?://(?!(?:\w+\.)?(twitter|pixiv|youtube|flickr|amazon|google|b.hatena)).*")
などとすればできた。
--
その後Stylishのバージョンが上がり、コードが複数のセクションに分かれ、それぞれ適用先をプルダウンで選択するようになった(Chromeは元からそうだったかも)。
Midnight Surfingの場合だとコード2の適用先に「次で始まるURL」として「http://」など4つ指定されている。これをすべて削除する。
次に「正規表現に一致するURL」を追加し、次のようなURLを入力する。
https?://(?!(?:\w+\.)?(twitter|pixiv|youtube|flickr|amazon|google|b.hatena)).*
これでいける。
■汎用スタイル2(シンプル版)
汎用スタイルは完璧ではなく、サイトによっては背景色と文字色が近い色になったり、画像やプルダウンが表示されなかったりと、見づらい所ができてしまう。
その場合は自分でシンプルなCSSを作り、それを適用することにした。そしたら大抵の場合は問題ない。
ただしシンプルなCSSだと一部に変更されない背景と文字があるため、背景色と文字色の明るさを反転すると、一部の文字が背景に溶け込んでしまう。
なので明るさは反転させず、背景色は明るいグレーに、文字は暗いままにし、コントラストを下げて目が疲れないようにした。
Firefoxの場合、この3行目に
@-moz-document domain("***.ne.jp"), domain("***.co.jp") {
とあるので、()内に適用したいドメインを記入する。
スタイルが二重に適用されないよう、同じドメインを上記の汎用スタイル1の除外リスト(regexp~の部分)に追加する。
--
バージョンが上がったStylish、あるいはChromeの場合、適用先に「次で始まるURL」「ドメイン上のURL」などで
***.ne.jp
とドメインを一つずつ指定する。
●グローバルスタイル
ごく稀にしか訪れないサイトで汎用スタイル2を使いたい場合、CSSにいちいちドメインを記述するのは面倒。
その場合は汎用スタイル2を複製し、3行目の
@-moz-document domain("***.ne.jp"), domain("***.co.jp") {
と、最後の
}
を削除する。
するとそれはグローバルスタイルとなり、Stylishのアイコンからいつでもオンオフできる。
なのでそれを使いたいサイトを開いたら、適用されている汎用スタイル1をオフにし、グローバルスタイルをオンにする。
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