画像を圧縮するには今までJPEGを使っていたが、XnConvertがWebP(ウェッピー)で圧縮できることに気づいた。JPEGよりファイルサイズを減らせる。
WebPの普及度については、Windows10なら標準で開けるし、Android用の電子書籍ビューワーであるPerfectViewerでも開けるので、もう一般的に使用できると考えてよいだろう。Photoshop用にはフリーでプラグインが配布されている。
圧縮率テスト
圧縮率(品質)はXnConvertもPhotoshopのプラグインも0~100(100が可逆圧縮)で指定する。これが標準的な方法らしい。
●テスト方法
写真・イラスト・漫画・文字画像、の4種で、画質がPhotoshopのJPEGの圧縮率8(高)とほぼ同じになるWebPの品質を探り、JPEGとのファイルサイズを比較する。
また、可逆圧縮(ロスレス)にしたときのファイルサイズをPNGと比較する。
| JPEG8と同じになる品質 | ←のファイルサイズ(JPEG比) | 可逆圧縮(PNG比) | |
|---|---|---|---|
![]() | 80くらい | 79% | 73% |
![]() 引用元:『恐怖のお泊まり会 死者から届いたメール』P.J.ナイト 著・岡本由香子 訳・shirakaba イラスト/メディアファクトリー | 80くらい | 67% | 90% |
![]() 引用元:『のんのんびより①』あっと/メディアファクトリー | 50くらい | 62% | 95% |
![]() | 50くらい | 46% | 86% |
WebPの性質
上記の圧縮率テストからわかること
- 複雑な画像は苦手。平坦な画像は得意
- 複雑な画像は品質を上げないといけない。平坦な画像は品質を下げられる
- 可逆圧縮については、複雑な画像も得意な傾向が見られる
他に以下のような性質がある。
コントラストの低いディティールが潰れる
このようにコントラストの低いディティールがある場合、コントラストのある箇所(文字や絵)の輪郭は維持されているが、コントラストの低いディティール(紙の質感)は潰れてしまう。
これを防ぐには品質を上げないといけないが、場合によってはJPEGよりもファイルサイズが増える。
グラデーションにバンディング(縞模様)・ブロックノイズが発生する
コントラストの低いディティールを潰すので、グラデーションの隣り合う色が一緒くたにされ、縞模様やブロックノイズになる。
以上の結果を考慮すると以下のことがわかる
- パッと見は劣化が少ないように見えても、コントラストの低いディティールを潰すことでファイルサイズを節約している
- ディティールを潰す、という性質のため平坦になる傾向がある
- JPEGのようなモスキートノイズ(ディティールの周囲にチラチラと発生するノイズ)は少ない
また圧縮にかかる時間は、画像の内容によるかもしれないが、非可逆圧縮でJPEGの約3倍だった。可逆圧縮はもっとかかる。
アプリの設定
PhotoshopとXnConvertで細かい設定項目が異なる。
●Photoshop
Compression :Slowestにすると処理時間が延びるが、色の再現性が上がる。本来の色に近い色になる。
●XnConvert
圧縮方法 :[0~6]上げるとブロックノイズ・モスキートノイズが消える。ファイルサイズはやや減る。0だとかなり汚い。4で良い。
フィルター強度 :[0~100]上げるとブロックノイズが消える。その分ぼけるが、100にしても問題になるほどではない。50くらいで良い。ファイルサイズには影響なし。
フィルタシャープネス :[0~7]シャープフィルタ。7でも効果は弱い。4,5くらいで良い。
●グレースケールはないらしい
Photoshopでグレースケール画像を保存しようとするとき、WebPが出てこない。WebPにはグレースケールの設定がないらしい。
Susieプラグイン
Massigraなどの、Susieプラグインを使用するビューワーでWebPを開くには、以下のサイトで提供されているSusieプラグインを使えばよい。
http://toro.d.dooo.jp/slplugin.html
Windows10で WIC Susie Plug-in を使えば、WebP専用のプラグインは必要ない。
自炊での注意点
書庫ファイルであるCBZファイルのサムネイルをWindows上で表示するにはCBXShellを使うのだが、これはWebPには対応していない。
CBXShellは書庫内の連番画像の最初の1枚をサムネイルにするので、最初の1枚はJPEGにする必要がある。






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