表紙が汚れている場合、解体前にエタノールで拭く。ゴミがあると縦筋が入る原因になるし、後でグラフィックソフトでスキャン画像のゴミを除去する手間も省ける。
スキャン
表紙カバーのスキャン方法は、以下の2つがある。
A. スキャナの長尺モードで全体を一度にスキャンする。後にグラフィックソフトで[表紙・そで(折り返し)・裏表紙]を分割する
B. [表紙・そで・裏表紙]をカッターで切り離し、別々にスキャンする
速度は大して変わらないと思うので、得意な方を選べば良い。
背表紙(題名の書いてある部分)は、表紙に付属させる。そうしないと電子書籍リーダーで表紙を表示したとき、右開きか左開きかわからない。
[そで・裏表紙・中表紙]は、必要な情報があれば残す/スキャンする。
モアレ除去
スキャン時にモアレ除去をしなかった場合、XnConvert などでモアレ除去をする。XnConvert で使う動作は以下の通り。
フィルタ>ぼかし
アミ点をぼかして消す。100でちょうど良い。
画像>リサイズ
解像度を半分にした上で、スキャナで読み込んだ画像はやや縦長になるので縦を縮める。
自分のスキャナがどれだけ縦に伸びるか調べて、[幅:50%|高さ:49.85%]という具合にする。
リサンプルは「Lanzos」が一番シャープなのでこれを選ぶ。
画像>回転
長尺モードでスキャンした表紙カバーは90°傾いているので、-90°とかにして直す。
出力
この後グラフィックソフトで加工・分割するための一時ファイルの場合は、保存形式は何でもいい。
画質にこだわらないなら高画質のJPEGでいい。
ファイルの扱い
モアレ除去の作業は後でやり直すことはまずないので、元のスキャンした画像は削除していい。モアレ除去後の画像はバックアップのために保管しておくので、subフォルダなどに入れておく。
色調補正&トリミング
表紙は重要な部分なので、XnConvert ではなくグラフィックソフトで色を補正・トリミングする。
長尺モードで全体を一度にスキャンした前提で手順を書く。
傾きを補正
フォトショップであれば[ものさしツール>レイヤーの角度補正]が速い。
トリミング
上下左右のすき間(原稿のない部分)を切り取る。
[そで・裏表紙]が不要ならここで切り取る。
色調補正
色とコントラストを調整する。
●色
・画像に本来白い筈の部分がある場合、フォトショップであれば[レベル補正>先の白いスポイトツール]で白い筈の部分をクリックすると、そこが白くなるように明るさと色を自動的に補正する。
・黄ばんでいるが画像に本来白い筈の部分がない場合、カラーバランスで調整する。補色の青と、緑を少し上げる。
●明&暗
・基本的に、レベル補正でヒストグラムの右端と左端の余白がなくなるあたりにする。後は見た目で調整する。
ゴミを消す
ゴミが目立つなら、[ブラシ・スタンプ・修復ブラシ・パッチ]ツールなどで消す。
縦の解像度を本文に合わせる
本文の画像を先に作業しておき、縦の解像度をそれに合わせる。見開きで表示したときに高さがずれないようにするため。横幅は合わせなくてもいい。
[表紙・そで・裏表紙]を切り離して保存する
JPEGかWebPで保存する。背表紙は表紙に付属させる。
ページ数をどうするか
表紙は0ページ(_000)にする。
表紙は最初に持ってくると、大抵の環境でサムネイルとして表示される。
[そで・中表紙・裏表紙]は、本文の後に持って行くのがいいと思う。本文は大抵1ページから始まるので、本文の前に持ってくると、ページ数とファイルの連番が一致させにくい。
本文の最後のページが300ページだったら、そで1を301ページ、そで2を302ページ、裏表紙を303ページ、中表紙を304ページという風にする。

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