傾きを補正した画像は、次に明るさを調整し、トリミング(不要な部分を切り取る)する。
複数の画像をまとめて加工できるソフトが必要になる。
Photoshop のアクションを使うとそういうことができるのだが、これだけのために毎月1000円くらいを払うのは嫌だ。それに高機能な分、使いにくい。
フリーのソフトをいくつか試したところ、XnConvert が使いやすかった。
使い方
・画像を全選択して「入力」タブ内にドロップする
・「動作」タブで画像を加工する
加工前/加工後を確認するには、「変換前/変換後」を切り替える方法と、動作のチェックをオンオフする方法がある。
「変換前/変換後」は、拡大しているときに使うと位置がずれてうまく確認できない。また一部の動作だけの効果を確認することができない。なのでチェックのオンオフを使うことが多い。
追加する動作
「動作を追加」から、以下の項目を追加する。
画像>深度を変更
グレースケール画像(8bit)を読み込んでも、そのまま出力するとカラー(24bit)になってしまうので、ここで「グレースケール(256)」を指定する。元がカラー画像なら不要。
[JPEGはディスク上では圧縮されるため、モノクロの画像なら8bitでも24bitでもファイルサイズはあまり変わらない。しかしアプリで画像を開いたときはメモリ上に展開されるため、カラー(24bit)のメモリ消費量はグレー(8bit)の3倍になる]
2025/8/20 追記:WebPは8ビットで保存できないので、WebPで保存する場合はこの項目は不要
画像>リサイズ
スキャナで読み込んだ画像は少し縦に伸びているので縮める。
モードを「ズーム調整」にして、[幅:100%|高さ:99.7%]「パーセント」などとする。リサンプルは「Lanczos」がシャープでおすすめ。
事前に、自分のスキャナがどれだけ縦に伸びるか確認しておく。
マップ>カラーバランス
黄ばんだカラー画像を扱う際、黄ばみを消す。
黄色の補色である青と緑を上げる。割合は[青5・緑2]といったところ。
画像の本来白い筈の部分が実際に白く(RGB値が均等に)なるように調整するのだが、RGB値を調べるツールがない。仕方ないので厳密にやりたいならスクリーンショットを撮って(Alt+PrintScreen)ペイントソフトで調べる。
マップ>レベル
コントラストを調整して、紙のざらざらした質感と裏写りを白く飛ばし、黒を引き締める。
紙の質感が残っていると、情報量が増えるためファイルサイズが増える。白で飛ばすと明るすぎるという人もいるが、読むときに電子書籍リーダーの明るさを下げればいい。
ただしカラー原稿で地色などが入っている場合は、白飛ばしさせずに残す。
白で飛ばすのも黒を引き締めるのも、なるべく文字が痩せない/太らないようにする。文字が読みにくくなるため。
紙の質感を飛ばしつつも文字が痩せないようにするわけだが、両立できない場合は、文字が痩せないのを優先した方がいい。多少質感が残ってもファイルサイズが少し増える程度だが、文字が読みにくくなるのは目に負担になる。
値は、スキャナや紙の色にもよるが、スキャン時に色調整をしてない場合のグレーだと大体、黒70/白240あたり。
画像>キャンバスリサイズ
画像の上下左右の余白をある程度切り取り、サイズを揃える。
サイズがバラバラだと、電子書籍リーダーで見開きで表示したときに左右の大きさが不揃いで見苦しい。
また、スキャンしたままだと縁に筋が入る場合がある。
一部の電子書籍リーダーには余白をカットして表示する機能があるが、これは余白が無地じゃないと使えない。縁があると余白と判定されないので、縁を切り取る。
同じ大きさの本を続けて作業すると、キャンバスリサイズのサイズをあまり変えなくて済む。
出力する
「出力」タブで出力先と形式を選択する。
毎回出力場所を指定するのは面倒なので、出力用のフォルダを作り、そこに出力されたファイルを手作業で移動させる。
ここでの出力が最終ファイルになるので、JPEGかWebPで出力する。
●JPEGの設定
画質:以前書いたように80あたりを推奨する。
ハフマン表最適化:フォトショの最適化と同じ。少しサイズが減る。
サブサンプリングファクタ:ここを「最高品質」にしないとガタつく
他はどれを選んでも変わらない。
確認する
動作の中で、特にキャンバスリサイズは、縁が残っている/必要な所まで切り取っている可能性があるため、作業後にざっと確認する。
Massigraで見開き表示にしてホイールをコロコロさせるとすばやく確認できる。見開き表示にすると画像同士が隣接するため、縁が残っているか確認しやすくなる。




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