スキャン後、画像を何度か加工するので、ファイルがあっちこっちに散らばらないように整理する。
フォルダを用意
この辺は好みでいいのだが、例えばこのようにフォルダを作っておく。
本の題名_all
├本の題名(最終的な画像を入れる)
└アルファベットでの略称(スキャンした画像を入れる)
└カラー・グレー原稿を入れるフォルダ
名前は例えばこうなる。
ジョジョの奇妙な冒険 1_all
├ジョジョの奇妙な冒険 1
└jojo01
└sub
スキャンのたびに画像の出力先を変更するのは面倒なので、上記とは別に「scanned」といったフォルダを作っておき、毎回そこに出力し、手作業で移動させる。
スキャンした本文の画像は「jojo01」(“01”は1巻の意)フォルダに入れる。
口絵などのカラー原稿・アミ点を使ったグレースケール原稿は別に処理しないといけないので、フォルダを分ける(subフォルダ)。
このフォルダの画像はソース(元)となるファイルで、作業途中にミスがあったとき、ここまで巻き戻って作業をやり直す。そのため作業終了後もしばらくは保存しておく。
補正を済ませた最終的な画像は「ジョジョの奇妙な冒険 1」フォルダに入れる。
なぜ本の題名にするかというと、7-Zipで圧縮するときにフォルダ名がZIPのファイル名になるから。
不要なページを削除
最初と最後の空白ページと、最後の広告ページは不要なので削除する。
このとき、本文の最初のページが奇数になることを確認する。
本は開くと必ず、偶数ページ→奇数ページの順になる。表紙を開いたとき、表紙の裏には何もないため、最初は奇数ページから始まる。
電子書籍を見開きで表示したとき、表紙は偶数ページの位置に表示され、最初のページは奇数の位置に表示されるため、最初のページは奇数でないといけない。最初の空白などの不要なページを削除することで偶数ページから始まるようになってしまうと、見開きが正しく表示されなくなる。
本文の多くは1ページから始まるため、表紙は0ページとする。
途中の空白ページを削除する機能のあるスキャナもあるが、同様に見開きで表示したときに偶数ページ→奇数ページの順序が崩れないように、ページ数とファイル名の連番を一致させるためにも、削除しない方がいい。
最後の広告ページは、古い本などでその部分に価値があるようなら残す。
ファイル名をリネーム
スキャンした画像は適当な連番名になっている。それを「jojo01_001.bmp」(1巻の1ページの意)という具合にリネームする。
リネームにはお~瑠璃ね~むがおすすめ。
このとき、連番(001)とページ数(ノンブル)を一致させる。
リネームした後、最初の方の画像を開いて連番とページ数が一致しているのを確認し、次に最後の方の画像を開いて連番とページ数が一致しているのを確認する。そうすれば、ページが抜けていないことが確認できる。
前書きと本文で別々にページ数が振られている本がある(つまり前書きも本文も1ページから始まる)。その場合、本文に「001」という形で連番を振るとして、前書きには「000-1, 000-2...」と連番を振ると本文の前に来る。表紙は「000-0」になる。
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